umbra 〜約束の日〜 Ⅱ
「えっ、そんなことないよ?」







嘘がバレバレだ。暗いからさっきは分からなかったけど、目がなれて、近づいたら分かった。







「えっ、ちょっ、ま、待ってりっくん。 重いから下ろして〜!」







俺は麗をベッドに運ぶために俗に言うお姫様抱っこをしている。一瞬で顔を赤らめた姿が何となく分かる。










トサ






『麗、寝るまでいるから、寝ろ。』







「ねぇ、りっくん。今回のも、私のせい?」




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