私が恋をしたのは小説家でした
林間学校は忙しい

早く起きて、早く寝て

一体何がしたいんだ

そんなこと、つい言ってしまいそうになるんだが

うん、学校だからしょうがない

これも心でつぶやく

先程話したダンスは

1日目にあった夜のことである

そして2日目

私は気が乗らないんだが

ポイントを集めて争う

山登りゲーム的なものをやっていた

ドロドロになるし、もう嫌だ

私たちの班は

ちょっぴり遭難まで仕掛けた

私は戻ろうって言ったのであるが

きっとこの先にたくさんのポイントがあるといい

先に先にどんどん進んでいく班の人間を

だらだらと思い、足を引きずりながら

追いかけた挙句の出来事である

それでも最終的には

無事に生還することができ

結果、よければ全て良しという言葉のように

嫌な出来事を水に流すことにした

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