最恐ドクターの手懐けかた
結局、合コンは最悪の雰囲気でお開きになった。
それもそのはず、大塚先生は独りよがりだし、変な服を着た遠藤先生は消えてしまうし。
一人で必死に頑張っていた中井先生が可哀想に思えるほどだった。
そして、私は優奈ちゃんとホテルを出て、どういう訳か遠藤先生と合流して、近くのラーメン屋に入っていた。
ホテルの食事代は遠藤先生が払ってくれたのに、次に来たのはこの薄汚れたラーメン屋だ。
ラーメン屋の客たちは、目がチカチカするもじもじ君のような遠藤先生を見て吹き出して、そして何もなかったかのように平静を装う。
そんな周りの視線が恥ずかしすぎた。
今日は優奈ちゃんがいるものの、遠藤先生と二人きりだったら死にたくなったかもしれない。
……いや、でも仮に付き合うとなればそういうことだ。
私は一生、周りからの痛い視線と戦って生きなければならないのだ。