最恐ドクターの手懐けかた





妊娠していないことを必死に祈った。

……いや、遠藤先生の子供なら……愛する人の遺伝子を受け継ぐ大切な子供なら、心から愛せるだろう。

私はその子を産みたい。





助産師という資格があることを誇りに思った。

きっと私は、シングルマザーとしても立派にお金を稼いで生きていける。





「畑中先生……」




私の声は震えていた。

くしゃくしゃな顔をする私を、彼女は驚いて見た。



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