最恐ドクターの手懐けかた







病棟へ戻る間も、軽くお腹を押さえながら歩いていた。

私の身体は何一つ変わりがないのに、このお腹の中には赤ちゃんが入っているのだと思うと不思議な感覚に襲われる。

望まない妊娠のはずだが、不思議と気持ちは前向きだ。

数々の幸せな母親の顔と可愛い赤ちゃんを見てきた私に、やっとその幸せが訪れるんだ。

そう思うとにやけてしまうほどだった。






そのまま、ナースステーションに入ったが……

ナースステーションの中は、想像もしない大パニックに襲われていたのだ。


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