最恐ドクターの手懐けかた
……あれ?
手術は?
もしかして、リアルな夢だったの?
目を開くと、そこは見慣れた病室だった。
いつも妊産婦をケアしている、その病室だった。
それなのに、私はなぜか白いベッドの上に寝ている。
もしかして私、勤務に疲れて寝ちゃったの?
これってサボり!?
慌てて飛び起きると、手に巻いてあった何かが弾け飛び、そこから血が滴り落ちた。
「……え?」
思わず腕を見る。
そこには僅かな紙テープと針の跡がある。
頭上には点滴があり、その針がぶらぶら揺れているのが見えた。
私、点滴されていたんだ。
一体どうしたの?