最恐ドクターの手懐けかた





そんな遠藤先生の後ろ姿をぽかーんと見ながら、頭の中を必死に整理する。

私……遠藤先生と……フォアグラ食べに行かないといけないんだよね?

遠藤先生、その気なんだよね。

遠藤先生とランチだなんて思うと、背筋がゾゾーッとした。






そんな私たちのやり取りを聞いていたのは、出勤したばかりの優奈ちゃんだった。

優奈ちゃんは興味津々で私に聞く。




「冴木さん!

まさか、遠藤先生とデートですかぁ!?」



「でっ、デェート!?」




私の声は裏返っていた。

遠藤先生と、デート!?

そんなことなら、なおさらあり得ない。

お互い気持ちはないのだから。


< 61 / 273 >

この作品をシェア

pagetop