最恐ドクターの手懐けかた
どんな趣味の悪い店に連れて行かれるのかと思った。
いや、むしろこのまま持ち帰られるのかもしれないと思い、ゾッとした。
遠藤先生とは無理。
死んでも無理!!
漢マン……ではなく、意外にも普通の邦楽がかかる車内で、怯えながら窓の外を見る。
すると、すれ違う車に乗る人々も、この恐ろしく派手なランボルギーニを見ている。
たくさんの人と目が合って、どうすることもできず下を向いた。
そしてしばらくして……
「着いたぞ」
扉を開けられ顔を上げると……
そこにあるのは、薄汚いラーメン屋でも派手なホテルでもなかった。
白色の壁にカラフルな花が咲く、お洒落な料理店だった。