最恐ドクターの手懐けかた
私は、鬼の遠藤先生に向かってなに喧嘩売っているのだろう。
きっと遠藤先生は激怒して、公衆の面前で私を怒鳴り飛ばし、派手なランボルギーニで去っていくのかもしれない。
私はさらに注目を浴びるのかもしれない。
背筋がゾッとしたが……
「訳分かんねぇ」
彼はダルそうにそう答えた。
そして続ける。
「ここは知り合いの店だ。
お前、フォアグラ食べ放題だ」
マジか……
フォアグラ食べ放題か……
なんてことは置いておいて……
ここは遠藤先生の知り合いの料理店なんだ。
遠藤先生のくせにいいところ知っていると思ったら、大間違いだった。