最恐ドクターの手懐けかた






店内もやっぱりお洒落で綺麗だった。

店長らしき五十代くらいの男性が、



「おー、琥太郎君か!」



なんて嬉しそうに遠藤先生を見る。

遠藤先生のスパンコールの服が太陽の光を反射して、そこだけキラキラ光っていて……もう、笑うのを我慢するので精一杯だ。

そんな遠藤先生に、



「琥太郎君、今日も派手だなぁ!」



なんて店長が言うから、さらに吹き出しそうになった。

もう拷問だった。




そんな店長は、どこかで見たことがある人のような気もしたが……神々しく光る遠藤先生が気になり過ぎて、店長なんかに注意を払うことは出来なかった。

そして、お洒落な個室に案内されても、キラキラ光る遠藤先生を見ることなんて出来ず、俯いて必死に口元を結んだ。


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