最恐ドクターの手懐けかた
そんな私目掛けて、遠藤先生はカフェの袋をポーンと投げる。
「ほら、でぶ。買ってきてやった」
「で、でぶじゃありません!」
服装がダサいだけでなく、デリカシーもないから、彼女だっていないんだ。
……彼女?
遠藤先生って……彼女いないよね?
他人事なのに焦ってしまう。
遠藤先生に彼女がいたら、漢マンのことをバラして嘲笑ってやりたいはずなのに!!
狼狽える私を前に、
「遠藤先生は漢マン、聞かないんですか?」
勇敢な優奈ちゃんが聞く。
無知って恐ろしい。
遠藤先生は……ちらりと私を一瞥して、またまたパソコンの電源を切った。
そのままブチっと。
うわー……
パソコン壊しても知らないから。
心の中で呟いた時だった。