最恐ドクターの手懐けかた






電話がけたたましい音を立てて鳴った。

嫌な予感を感じながら、受話器を取る。

すると……電話口からは聞き慣れぬ男性の声が聞こえてきた。





「木村産婦人科です。

患者様を搬送してもよろしいでしょうか。

妊娠六ヶ月の頸管無力症疑いの患者様です」





頸管無力症……

その言葉を聞いて震えた。

無意識のうちに、凍りついた顔で遠藤先生を見ていたのかもしれない。



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