すれ違い
「じゃ、始めよっか」
と、口を開いたのは甲斐大翔(かい ひろと)くん。
きみとしょっちゅう行動を共にしているお友だちさん。
「えっと、俺は甲斐大翔。大翔でいいから」
「あ、私は小野愛依です」
と愛依もあとに続いたので、私も続けて、
「百瀬日愛です」
とだけ述べる。残るはあいつだが、
「俺の名前知らないやつはいないだろ」
と、なんと俺様な答えだろう。
「そんな言い方ないだろ、光貴。ごめんね、小野さん、百瀬さん。それより班長どーしよっか?なんなら俺やるけど」
と、甲斐くん。
きみとは違っていい人なのかもしれない。
「じゃあ、お任せしよっか」
と、愛依に促され、異論のない私は了承の意を示す。
と、口を開いたのは甲斐大翔(かい ひろと)くん。
きみとしょっちゅう行動を共にしているお友だちさん。
「えっと、俺は甲斐大翔。大翔でいいから」
「あ、私は小野愛依です」
と愛依もあとに続いたので、私も続けて、
「百瀬日愛です」
とだけ述べる。残るはあいつだが、
「俺の名前知らないやつはいないだろ」
と、なんと俺様な答えだろう。
「そんな言い方ないだろ、光貴。ごめんね、小野さん、百瀬さん。それより班長どーしよっか?なんなら俺やるけど」
と、甲斐くん。
きみとは違っていい人なのかもしれない。
「じゃあ、お任せしよっか」
と、愛依に促され、異論のない私は了承の意を示す。