【短編】チョコレートは恋の味
「千宙ぉ。」


「はいはい、チョコ作れないんでしょ。今から行くから、とりあえずキッチン綺麗にしてて。」


「ありがと、千宙さまぁ。」


「はいはい。」


流石、千宙さま。


私のことよくわかっていらっしゃる。


でもそれならさぁ、あんな提案しないでほしいなー。


私が辛いだけの提案だよね。


そんなことを考えながら、ごみ箱みたいなキッチンの片づけを始めた。


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