【短編】チョコレートは恋の味
「・・・え?」
あっさりしてちゃダメなの?
ここで渡しちゃダメなの?
ここで勝敗つけたらダメなの?
「羽柴君、この子、もう忘れてんじゃない?」
「・・・そうだね。」
「なんこと?」
はて、私は何か忘れてただろうか?
・・・まさか、羽柴、チョコ嫌いとか?
それはないよな、うん。
じゃあ、何だ?
「俺が、波奈ちゃんに告白したって話。」
顔色を変えずに、羽柴はさらっという。
可愛くない。
照れろよ。
「ああ、覚えてるけど。」
なんか悔しかったので、私もさらりと返す。
思い出すと、心臓がバクバク鳴るのは秘密だ。
だけど、ここでチョコを渡す、渡さないに何が関係あるんだ?
あっさりしてちゃダメなの?
ここで渡しちゃダメなの?
ここで勝敗つけたらダメなの?
「羽柴君、この子、もう忘れてんじゃない?」
「・・・そうだね。」
「なんこと?」
はて、私は何か忘れてただろうか?
・・・まさか、羽柴、チョコ嫌いとか?
それはないよな、うん。
じゃあ、何だ?
「俺が、波奈ちゃんに告白したって話。」
顔色を変えずに、羽柴はさらっという。
可愛くない。
照れろよ。
「ああ、覚えてるけど。」
なんか悔しかったので、私もさらりと返す。
思い出すと、心臓がバクバク鳴るのは秘密だ。
だけど、ここでチョコを渡す、渡さないに何が関係あるんだ?