加工アプリ
「あ、いやこれ……昨日の午前中に配られたプリント」


「あ、そうなんだ」


あたしは博正からプリントを受け取った。


「昨日の内に渡そうと思ってたけど、忘れてて」


「大丈夫だよ。ありがとう」


そう言ってプリントを鞄に閉まっていると、博正からの視線を感じた。


「なに?」


「なんか今日雰囲気違うなって思って」


そう言われて、心臓がドキンッと跳ねた。


「今日はメークしてみたから」


「そっか……。なんか最近綺麗になったよな」


博正が少しだけ頬を赤くしてそう言ったのだ。
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