加工アプリ
そう答えながらも胸の中に黒いモヤが浮かんでくるのを感じていた。


2人からすればあたしはチビでデブだ。


「ちょっと見せてよ」


楠葉が強引にあたしの手から用紙を奪った。


「ちょっと、何するの!」


慌てて取り返そうとするが、手を上に伸ばされたら届かない。


身長が全然足りないのだ。


「雅って154センチしかないんだ?」


「ちっちゃ! それでこの体重?」


2人はそう言い、クスクスと笑い始めた。
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