浮気の定理
だって私も心の奥底では、こんな風になることを望んでた。



それはいけないことなんだと、理性で押し込めていただけ。



ふいに手を掴まれてグイッと引っ張られる。



どこに連れていかれるのかなんて、もうわかっていた。



それでも一度外れてしまった理性のたがは、元には戻らない。



あの日、初めてキスされたベッドの上に、私は優しく押し倒された。



抵抗することも忘れて、私は彼に体を委ねる。



一度だけの過ちを神様は許してくれるだろうか?
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