浮気の定理
「そういえば、こないだ雅人からLINEが来てね?」
桃子からその名前を聞いても、私と山本は特に驚かなかった。
でもそれが桃子には不思議だったらしい。
「二人とも驚かないんだね?もしかしてなんか知ってるの?」
――やばい!
そう思ったとき、山本がすかさずフォローを入れた。
「逆だよ、驚きすぎて、俺も真由ちゃんも声が出なかっただけ」
「そ、そうだよ!久々に名前聞いたからなんかピンとこなかったのもあるし……ねぇ?」
慌てて彼の意見に同調しながら、ボロが出ないうちにまた話を山本にふる。
桃子からその名前を聞いても、私と山本は特に驚かなかった。
でもそれが桃子には不思議だったらしい。
「二人とも驚かないんだね?もしかしてなんか知ってるの?」
――やばい!
そう思ったとき、山本がすかさずフォローを入れた。
「逆だよ、驚きすぎて、俺も真由ちゃんも声が出なかっただけ」
「そ、そうだよ!久々に名前聞いたからなんかピンとこなかったのもあるし……ねぇ?」
慌てて彼の意見に同調しながら、ボロが出ないうちにまた話を山本にふる。