浮気の定理
返信はすぐに来た。



急いでLINEを開く。




『俺の名前?

たいした名前じゃないけど、リョウちゃんにはお世話になったし、最後だから教えるね?

下の名前だけだけど、いいかな?

俺のリアルでの名前は、和也です

なんか恥ずかしいけど、こんなんでいい?

リョウちゃんは?』



――やっぱり!レオさんは和也さんだったんだ!



体の力が抜けて、私はその場に座り込んだ。



だから浮気した奥さんていうのは必然的にありさということになる。



薄々感づいてはいたけれど、和也という文字を目の当たりにして絶望的になった。
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