浮気の定理
桃子は弁護士に離婚調停についていろいろ聞いたり、涼子が行かなくてはならないときにはいつもついてきてくれていた。



そんなときだった。



勇の行動が過激になっていったのは……



離婚調停を進めていることを知ったからかもしれない。



涼子が離婚を望んでいること知ると、前よりももっとしつこく実家に来るようになった。



母がいないと言い張っても聞く耳を持たず、涼子の名前を大声で叫ぶ始末。



それでももちろん、母は知らぬ存ぜぬで通したけれど、幼稚園ではそうはいかなかった。



先生に何を言ったのかは知らないけれど、大方自分が迎えに来たとでも言ったんだろう。
< 699 / 730 >

この作品をシェア

pagetop