浮気の定理
「客をナンパする時点で、もう充分私の中では怪しいです」
そう頑なに拒否すると、彼が分かりやすいほど落胆の色を見せた。
髪の毛をクシャクシャっとかきあげながら、その場にしゃがみこむ。
「これでも結構、我慢したんだけどなぁ……」
「えっ?」
「だから、さっきもずっと気になってたって言ったでしょ?
でもお客さんだし、仕事中だから、なかなか声…かけらんなくて」
しゃがみこんだまま話し続ける彼の顔は、ここからだと見ることが出来ない。
「それに職場知られてるわけだから、悪いことなんか出来ないと思わない?」
そう頑なに拒否すると、彼が分かりやすいほど落胆の色を見せた。
髪の毛をクシャクシャっとかきあげながら、その場にしゃがみこむ。
「これでも結構、我慢したんだけどなぁ……」
「えっ?」
「だから、さっきもずっと気になってたって言ったでしょ?
でもお客さんだし、仕事中だから、なかなか声…かけらんなくて」
しゃがみこんだまま話し続ける彼の顔は、ここからだと見ることが出来ない。
「それに職場知られてるわけだから、悪いことなんか出来ないと思わない?」