神様お願い 僕を殺してください
「君は今、人間だ。その羽根も今だけしか存在しない。そして人間は私たちと違うんだ。」
「生きたい。死にたい。と思っても、簡単にその通りにはいかないものなんだ。」
「生きていて、死にたい。と思って死ねるヒトはいるけれど。」
「死ぬヒトが、生きたい。と思っても生きることは出来ないんだよ。」

彼はもう、神様の言葉に諭され。彼の瞳から流れ落ちる涙は、空を巻き込んでの豪雨になった。
「君のエゴで彼は死んだ。それは天使のする仕事じゃない。それは悪魔の仕事。わかっているかな?」
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