神様お願い 僕を殺してください
今、ひとつの光が消えた。

人間は誰ひとりとして、その光を見ることは出来ない。
残るのは事実だけ。彼と神様以外誰も知らない、結果的な現実を。

病院。いつの間にか寝てしまっていた女性は、握っていた彼氏の手が動いたのを感じ取り目をさました。
「生きて…いるの?」

彼が恋した女性は、幸せの涙を流した。
でも彼は、それを知らない。消えてしまったから。
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