3年後、あの約束の続き
ちょうど午前で搬入とホログラムを貼り終えることができた。

午後からは田野畑さんも参加し、営業部の面々との最終調整に入る。


「お疲れさまでーす!!」
弁当を食べ終わった所で、田野畑さんが現れた。
両手には、カタログが入った紙袋を持っている。


「お疲れ様、重かったよね?」

「いやいや全然!何しましょうか?」

「じゃカウンターのセット頼んでいい?カタログ並べたり」

「はーい、かしこまりました」

田野畑さんはてきぱきとカウンターのセットに入る。
さすが慣れているだけある。



私と章は小物の陳列や、ポップをつけたりなどの細々した作業に入る。
そろそろ営業部が来るかな?と思っていたら、案の定
「企画部の皆さんー!」と営業部長の呼び声がする。

営業部長の方を向くと‐隣に見慣れない人たちがいる。
うちの会社の人ではないはず。
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