3年後、あの約束の続き
「ちょっと・・・どこ行くんですか?」
渋谷の地下に入って、きょろきょろしながらも章は進んでいく。
「引っ越して渋谷を散策してた時に見つけた」
こっちだ。そう言ってまた歩き出した。
そうして章に手を引かれて、ヒカリエに入って行った。
「いい場所があるんだ」
そう言ってエレベーターに乗り、11階のボタンを押した。
エレベーターの中でも手は繋いだままだ。
「ノルウェーには高いビルがそんなに無いから。新鮮に感じるよ」
へぇと思いつつ、11階に到着する。
劇場の入り口でもある11階は、ただっ広い空間が開けている。
そして空間の向こうには‐渋谷の夜景だ。
「11階だけど、よく見えるよね」
ここは確かに低階層ではあるが、新宿方面までよく見える。
暗闇を照らす光に溢れた東京を、肌で感じることができる。
まさに『眠らない街』
章がこっちをみて笑う。
「ノルウェーの人口知ってる?国全体で東京の半分も居ないんだ」
「大分少ないですね」
「うん、だからこんなに人が居て、活気かあって・・・やっぱり日本が好きだね」
そう言って章は東京の夜景を見つめる。
渋谷の地下に入って、きょろきょろしながらも章は進んでいく。
「引っ越して渋谷を散策してた時に見つけた」
こっちだ。そう言ってまた歩き出した。
そうして章に手を引かれて、ヒカリエに入って行った。
「いい場所があるんだ」
そう言ってエレベーターに乗り、11階のボタンを押した。
エレベーターの中でも手は繋いだままだ。
「ノルウェーには高いビルがそんなに無いから。新鮮に感じるよ」
へぇと思いつつ、11階に到着する。
劇場の入り口でもある11階は、ただっ広い空間が開けている。
そして空間の向こうには‐渋谷の夜景だ。
「11階だけど、よく見えるよね」
ここは確かに低階層ではあるが、新宿方面までよく見える。
暗闇を照らす光に溢れた東京を、肌で感じることができる。
まさに『眠らない街』
章がこっちをみて笑う。
「ノルウェーの人口知ってる?国全体で東京の半分も居ないんだ」
「大分少ないですね」
「うん、だからこんなに人が居て、活気かあって・・・やっぱり日本が好きだね」
そう言って章は東京の夜景を見つめる。