散る桜
38


彼はそんなわたしの気持ちを見透かしていたのだろう。わたしの沈黙に、そうかと頷いて笑った。


「しずかに逢えないのは寂しい。でも、もうここには来るな」

「どうして?来たら……いけないの」


「生きたい人間の来る場所じゃないからだ」

彼はこれまでとは違った、厳しい口調で言った。


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