誓いのキスをもう一度
俊朗太さんから「今度の日曜、一緒に海行こ」と誘われたのは、母と弟のダブル介護のために、福岡と東京を行き来する生活を始めて、もうすぐ3週間が経とうとする頃だった。
「・・え?わ、わたし、と?」
「他に誰がおると」と俊朗太さんに言われて、私は律儀に小さな「ポルタ」の周囲を見渡した。
そんなことをしなくても、今ここに、お客は私一人しかいないって分かってる。
そして「ポルタ」の店主兼パティシエは、俊朗太さん一人しかいないことも知っている。
つまり、今店内には俊朗太さんと私の二人だけ―――。
「・・え?わ、わたし、と?」
「他に誰がおると」と俊朗太さんに言われて、私は律儀に小さな「ポルタ」の周囲を見渡した。
そんなことをしなくても、今ここに、お客は私一人しかいないって分かってる。
そして「ポルタ」の店主兼パティシエは、俊朗太さん一人しかいないことも知っている。
つまり、今店内には俊朗太さんと私の二人だけ―――。