誓いのキスをもう一度
「え?お母さんに?」と聞く私に、怜人は小さく頷いた。
「母さん、元気だった。自分で動いて、歩いてた」
「へぇ。それって、死後の世界、みたいなやつかな」
「分かんね。でも母さんに言われた。“怜人はまだこっちに来ちゃダメ。早く帰りなさい”って。追っ払われた」
「ぅわ」
「だよな。でもあれは・・母さんだった。“またお父さんと一緒にいるよ。お父さんもまた元気になったよ”って。“当分会えないけど、千与と怜人(俺)のことを見守ってる”って。都合のいい“夢”だったけど、なんか・・・母さんに背中押された瞬間、目を覚ました気がするから・・正夢ってやつか?」
「そぅかもね」
私は目に涙を浮かべながら、怜人の手を握った。
「母さん、元気だった。自分で動いて、歩いてた」
「へぇ。それって、死後の世界、みたいなやつかな」
「分かんね。でも母さんに言われた。“怜人はまだこっちに来ちゃダメ。早く帰りなさい”って。追っ払われた」
「ぅわ」
「だよな。でもあれは・・母さんだった。“またお父さんと一緒にいるよ。お父さんもまた元気になったよ”って。“当分会えないけど、千与と怜人(俺)のことを見守ってる”って。都合のいい“夢”だったけど、なんか・・・母さんに背中押された瞬間、目を覚ました気がするから・・正夢ってやつか?」
「そぅかもね」
私は目に涙を浮かべながら、怜人の手を握った。