【続】ねぇ…先生。。





「別れの予兆はあった。

けどね?いざ、別れると予兆があったとしても辛かった。


別れた理由…きっとみんなはなんで?って思うことだと思う。

別れた理由は私のため


相手の人はそう言ってた。


でも高校生の私はそんなこと知らなくて

別れたすぐは笑えなくて
毎日俯いてた。


けど、友だちがね?励ましてくれるんだ。

懸命にその人を忘れようとする私に


「思い続ければ願いはきっと叶うはずだよ」

って言ってくれた。

だから私は無理に忘れることはやめて、その人を思い続けてた。


やっぱり、
その人の姿を見るたびに胸が痛かったし
その人の笑顔を見るたびに胸が張り裂けそうだった


けど時間ってすごいよね。

時間が経てば別れたときよりかはずっと、気が楽になってて。
気づいたら前みたいに話せるようになってた。


別れてから1ヶ月くらい経ったときかなぁ…

また、付き合うことになったんだ。」


教室のところどころからえ?と、言う声が聞こえる

驚くのも無理ないのかなぁ…


と、思いながらも教室を見渡した。


なんだか私のクラスみたいだ。






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