はっぴーえんど。
「電話くれれば、いつでも行くよ。」
すると、俺の言葉に鈴は目を輝かせた。

「わぁっ!うれしいっ!」

俺の場合、同棲したいくらいなんだけど…。

「あ、ご飯粒ついてるよ。」
俺は彼女の頬についた米粒をとってそのまま食べる。
りんの顔を見るとどんどん赤くなっているのがわかった。

「あ、えっと…。その…」

「…かわいい。」
無意識のうちに出た言葉だった。
彼女の顔は余計に赤くなった。

押し倒したい衝動に駆られるが、俺はこらえた。

…君から求めてくるまで俺は手を出さないから安心して。
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