はっぴーえんど。
君からの言葉は俺のすべて…。
この言葉が今までの俺を支えてきた。

だから…もっと俺に君の声を、言葉を、笑顔を…

君の………愛をちょうだい。

「ねぇ、俺が次の試合で勝ったら一つだけお願い聞いてくれない?」

俺は昔のように弱弱しく呟く。
君がこの声に弱いのは知っている。

俺は彼女からそっと腕を放す。

「私は樹君が勝っても負けても、お願いは聞くよ。」

君はいつでも俺が欲しい言葉をくれる。

だから…俺は…

君のことを閉じ込めたいくらい大好きなんだ。
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