好きって言ってもいいですか?

「ほんとですよ!私、お金なんて…確かに、お金も大事だけど…」

「うん、だから…ありがとう。ほんとに、愛してるよ、亜子」

2回目だ…。
愛してる、なんてほんとに私には勿体ない…。

「う…えと…////」

「かわいいな、亜子は」

くすくすと笑いながら、私の手を握る手に力が入る。

「…な、夏目さんのばかぁ…///」

そんなことを言って、私も、強く夏目さんの手を握り返した。





おわり。


< 168 / 169 >

この作品をシェア

pagetop