彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
何食わぬ顔で出席した。
「チョコちゃん、サナちゃん、よく来てくれたなー!?」
「今夜はお招き、ありがとうございます。大原会長。」
「あ、ありがとうございます。」
「いいってことよ!がははは!」
私の頭をなでながら、上機嫌に笑うおじいさん。
夜店で詐欺行為をしていた犯人を捕らえたお礼ということで、食事に招待された。
場所は商店街の中にある日本食専門のお店。
家庭料理を提供してくれて、メニューも豊富でお手頃価格なので人気があった。
会長さんはそこのオーナーでもあるのだ。
「遠慮しないで食べてくれよ。」
「こんなにたくさんは・・・」
テーブルを埋め尽くす料理に息を飲む。
(これだけあるなら、ヤマト達も来ればよかったのに・・・)
釈放後、彼らとは警察署の前で別れた。
つなぐは用があると言って徒歩で帰った。
ヤマトも宿題があるからと帰宅した。
ちーちゃんは・・・
「美味しそうだね、リンリン!」
帰るついでのヤマトにここまで乗せてもらい、私の隣に座ってる。
「遠慮はいらねぇ!チョコちゃん、いっぱい食べるんだぞ?」
「ありがとうございます。」
向かいに座る会長さんの言葉を聞きながら、肩身の狭い思いをする。
「すいません、会長。」
そんな私の隣に座る瑞希お兄ちゃんと。
「ウェイウェイウェイ!」
反対隣に座っているちーちゃん。
2人用のソファーなのに、3人座ると肩身が狭い・・・
〔★窮屈そうだ★〕
そんな私達を見て、会長さんが言った。
「長政、わしの隣に座ればいいだろう?」
「俺もリンリンの隣が良い!」
横からハグしてくるちーちゃん。
「リンリンと一緒で嬉しいな♪今夜は熱い夜を過ごそうね?」
「勘弁してくれ、幡随院。うちのチョコがとける。」
「僕はとけませんよ、瑞希お兄ちゃん!」
「それぐらいにしろよ、長政。」
「凛さんと真田さんに迷惑かけるなよ?」
そう注意しながら、私達の前に新たな料理を置いたのは―――――
「タカさん!?トモさん!?」
走り屋であるスカイハイのナンバー1とナンバー2だった。
〔★タカ&トモが現れた★〕