彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)



「なぜ、お2人がここに?」

「バイトっすよ!凛道さん。」

「金欠の時、いつも助けてもらってるんです!」



そう言いながら料理を並べる動きは慣れていた。



(そういえば・・・)



ふと、疑問が浮かんだので、2人に聞いた。



「ところでお2人は・・・ちーちゃんの素性はご存じだったんですか?」

「いや・・・・龍星軍に入るまではさっぱり・・・」

「そもそも、幡随院って名乗らなかったからな・・・」



そう語る彼らの笑顔は、心なしか引きつっている。



〔★錯覚ではないようだ★〕



「なになに~?俺の名前が聞こえたけど?」

「なんでもねぇーよ。長政、宿題は進んでるのか?」



タカオさんの問いに、ちーやんは笑顔で答える。



「ウェイウェイウェイ!今日はもうお休みする系!また明日ぁ~!」

「はあ?お前、昨日もそう言ってネットゲームしてただろう?」

「え!?そうなんですか?だめじゃないですか、ちーちゃん!ちゃんと、勉強してください。」



ただでさえ、進み具合の遅いちーちゃん。

そんな彼のお休み宣言にも、関係者の証言にも小言を言わすにはいられなかった。



「えー?いいじゃん、リンリン!休憩も必要系~」

「東山の中で、一番スローペースなのを忘れたんですか?みんなを追い越す気で頑張ってくださいよ。」

「明日から本気出すから~今日はいいじゃん?元気ない系だしー」

「インスタグラム更新する力はあるじゃないですか?」

「え!?見てくれてる系!?テンションガチアゲ!記念に、インスタに載せるインスタを~」

「いいから宿題して下さい。」



私と自撮りしようとするちーちゃんを制しながら告げる。



〔★チャラオの流れをぶった切った★〕





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