彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
「その子の母親はあなた達と同じ国籍よ。日本には、父親の跡取りとして日本で暮らすことを条件に、母親へのお金を援助してもらうために来たのよ。家庭事情がややこしいおかげで、母親の母国語をしゃべっちゃダメだけど、日本語と英語なら片言で話せるわ。」
「「え?」」
「モニカちゃん!?」
(突然何を言いだすの!?どういう設定!?)
理由を聞く前に、私は顔ごとモニカちゃんの胸に押し付けられる。
それでしゃべれなくなる。
逆に、男女2人が聞いてきた。
「コノコ、ワタシタチトオナジクニノコ?」
「オカネのエンジョ?」
「あたしはこの子を守るように父親から雇われのガイド兼ボッディーガード。父親はお金だけ出す条件として、他に日本語を覚えることと、母親の国の言葉を話すことを禁止してるの。あたしはその監視役でもあるわけ。」
「ナゼ!?ソンナバカナハナシガアルカ!?」
「シャベルナッテオカシイヨ!?」
「それを守れば、この子は母親に仕送りできるのよ?少しでも日本語の成績が下がれば仕送りは減らされる。父親からのお小遣いだって、毎月国にいる親族の進学や結婚費用、病院代として送金してるから、出稼ぎに来てる人達よりもお金は持ってないわ。あんた達、そんな子に高額な募金をお願いしちゃうわけ?」
「・・・・あ~それは・・・・」
「なんてことなの・・・・。」
モニカちゃんがそう言ったことで、相手に変化が出る。
歯がゆそうな顔で、私を見る外国人の男女。
(あれ・・・?なんか、この2人・・・?)
彼らに違和感を覚えた時、モニカちゃんはさらなる創作ストーリーを展開していた。