彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
それに抗議の声が上がる。
「あん、ずるーい!あたしも隣がいい!」
「うるせぇ、モニカ!ほら、遠慮すんな、高千穂。」
「あ・・・あたし、いいです!」
ニヤリと笑う瑞希お兄ちゃんに、赤い顔のカンナさんが首を横に振る。
「座れません!・・・・モニカ先輩に譲りますから。」
「カンナさん!?」
「高千穂ちゃん!?」
そう言うなり、モニカちゃんを私の横に押し付けてからそのオネェさんの隣に座った。
「あ、あら・・・気を遣わなくてもいいのよ、高千穂ちゃん・・・?」
それでモニカちゃんがクールダウンする。
気まずそうに言うオネェさんに、いつも調子でカンナさんは言う。
「いや、先輩立てるのが当然っすから・・・」
「あん♪可愛いこと言うじゃなーい!じゃ、遠慮なく♪」
「おい!?」
「俺も遠慮したんだから、遠慮しろよ!?」
「図々しいぞ。」
「女は図々しいぐらいがちょうどいいのよん!」
〔★オネェは強かった★〕
文句を言う友達にべー!と舌を出してから、美女(!?)スマイルでカンナさんに言った。
「ホントありがと~♪大好きよ、高千穂ちゃん!」
感謝のしるしとばかりに、チュッとカンナさんの頬にキスするモニカちゃん。
「な、なにするんすか!?」
それで耳まで真っ赤にするカンナさん。
「な、なにするんすか!?」
それを見て目を血眼にする悠斗君。
(同じセリフでこの違い・・・)
〔★どちらも衝撃が大きい★〕
「朝霧先輩!!カンナになにしてくれてんすか!?嫁入り前のうちのメンバーに!?」
「なによ、長谷部ちゃん?女の子同士のチューは当たり前でしょう~?」
「それだと、男同士のチューが当たり前になるじゃないっすかぁ!?大河にちゅーしろって言うんすか!?」
「落ち着け、悠斗!」
「しなくていい!しっかりしろ、ボケ!!」
ひどい表情の悠斗君を、必死でなだめる秀君と円城寺君の姿に友情を感じる。
(悠斗君といい、爆裂弾のメンバーって、仲間思いなのね。)
〔★凛は他人の恋にも気づいた方が良い★〕