彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)





(でもなー・・・ギャルゲーすると切なくなっちゃうんだよね・・・)



うっかり、数あるキャラの中の1人とカップル成立してしまったラストを見ながら思う。

私が愛を語りたいのは、女の子でもなければ、二次元でもない。

三次元にいらっしゃるあの方・・・!!



(瑞希お兄ちゃん・・・!!)



愛をささげるのは、真田瑞希さん一人だけ!

彼のことを思うと胸が痛い。

再会して、ファーストキスをささげてからは、会えない日はつらくて泣けた。

これが恋煩いなのかと知った。

段々と、一緒にいるのが当たり前になってからは、彼をバイクの後ろに乗せても緊張しなくなった。

お風呂イベントで美しいお身体を見ちゃってから、アダルト系のドキドキが止まらないけど・・・

嫌なドキドキも味わいつつ、瑞希お兄ちゃんからの与えられる愛のあるドキドキのおかげで相殺(そうさつ)された。

笑顔も、何気ない仕草も、私に触れてくる手も、すべて愛しい。


あの唇からつむがれた優しくも甘い言葉の数々。







―凛、帰らなくていい。俺と一緒に暮らそう。―


―凛はこの世でたった一人の大事な弟、俺の可愛い一番の存在だ。俺の守ってるもんを奪おう、壊そうってんなら、道ずれ上等でテメーをブッ飛ばす。わかったら今すぐ俺の目の前から消え失せろっ!!―


―お前が・・・女といちゃついてる風に見えて、腹が立って・・・悪かった。許してくれるか・・・?―


―・・・・・・・俺も凛と同じ・・・・・凛が大好きだ・・・・・―






(けっこう、あま~い!発言頂いちゃってるし!まるで、彼女に愛をささやくような言い方で~もぅどうしよー!!)



〔★凛の思考が「どうしよう」だ★〕



今は、仲良し兄弟だけど~いつか必ず、告白するから!



(待っててね、瑞希お兄ちゃーん♪)



ルンルン気分で、がーむに没頭する。

思えば、この時はまだ、平和だった。




< 90 / 534 >

この作品をシェア

pagetop