綺麗なブルーを描けません
「…ちょっと歩ける…かな」

やっぱり、ちょっと引きながら、柚葉さんが言う。

「はいっ。ちょとでもいっぱいでも歩きます」

苦笑いされる。

「あの…呆れないでくださいね。…あまりに嬉しくて。…迷惑だったら、このテンションしまっておきます」

「…じゃあ、そうしてもらおうかな」

…迷惑だったらしい。

あたしは、走って来たせいで荒れている呼吸と、急に降ってきた幸運のために舞い上がってる心を落ち着ける。

「…大丈夫?」

「…はい。落ち着きました」

180度人格が変わるくらい、落ち着いて、口調も変えると、

笑われた。

「…喜んでくれたのは、嬉しいから」

「ごめんなさい。この頃めちゃくちゃ寂しかったから、反動で」

「そうなんだ、柊、お守りしてくれなかったの?」

「おモテになってて、遊んでもらえない」

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