綺麗なブルーを描けません
「いや。まだ、返事してもらえてない」
「オレ、間が悪かったみたいですね」
「それは…大丈夫。それより、柊、今、モテてるんだって?エマ、寂しがってるみたいだよ?」
「オレ?嫌だなあ。オレはそんなに鋼の精神してないですよ。…そういうのは、もうしばらくいらない」
柚葉さんを真っすぐに見て話してた柊くんは、最後のところで目を伏せた。
「今、ちょっと、知ってる人達とだけ仲良くしてたいモードなんですよ。
知らない人って、何か、怖いじゃん。
奥さんだった人もそうだったんだけど…ずっと友達だったら、あんなにお互い嫌い合わなくてよかったし、相手の嫌なところを見せつけられなくて済んだんだなあって思うと、ちょっとトラウマで」
柊くんみたいなタイプの人は、人の飾り立てた、良い表面しか見ることがないんだろうな。
あたしは割と、そういうヒトの裏側を見せつけられるタイプだから、分かる。
結構いるんだよ。
ヒトを見て、態度を変える人。
「オレ、間が悪かったみたいですね」
「それは…大丈夫。それより、柊、今、モテてるんだって?エマ、寂しがってるみたいだよ?」
「オレ?嫌だなあ。オレはそんなに鋼の精神してないですよ。…そういうのは、もうしばらくいらない」
柚葉さんを真っすぐに見て話してた柊くんは、最後のところで目を伏せた。
「今、ちょっと、知ってる人達とだけ仲良くしてたいモードなんですよ。
知らない人って、何か、怖いじゃん。
奥さんだった人もそうだったんだけど…ずっと友達だったら、あんなにお互い嫌い合わなくてよかったし、相手の嫌なところを見せつけられなくて済んだんだなあって思うと、ちょっとトラウマで」
柊くんみたいなタイプの人は、人の飾り立てた、良い表面しか見ることがないんだろうな。
あたしは割と、そういうヒトの裏側を見せつけられるタイプだから、分かる。
結構いるんだよ。
ヒトを見て、態度を変える人。