綺麗なブルーを描けません
「…そういわれると…そうなのかも。放っておけなくて…。そもそもオレのせいで、あいつに捕まってしまったんだし。

責任とるとかじゃないけど、何でかな。何とか癒してあげようと思っているうちに…。いやだな。絶対オレのこと軽蔑しただろ。江間さん」

「…そんなこと」

『ない』って言ってしまおうかと、一瞬思った。

でも、前に柊くんが言ってた事を思い出す。

柊くんは、子供も欲しかったんだ。

ちゃんと家族になって、幸せになりたいと思ってたんだ。

そこまで心境が変化したことはエラいけど、そもそもが彼女に同情してたから、なんて。

ちょっと、ショックだ。
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