綺麗なブルーを描けません
「何でだったかな。オレ、たまたま、彼女と一緒にいるとこを、見られてしまったんだよ。あいつに。それで、気が付くと、彼女はいつの間にか、あいつに心を奪われてたんだ。どうやって彼女のことを調べて、近づいたのか全く分からない。でも、あいつにとってはそういうことは、たやすいんだよ」

「ショック、だね。友達が、自分の嫌いな人に接触されるのも嫌だ」

「うん。そうなんだ。なのに…。あいつは悪魔で鬼畜だから、自分に惚れさせて、オレから切り離してしまえば、
それで相手への興味がなくなるから…捨てたんだ。初めから、相手に興味なんてないから、簡単に、残酷に」

「もしかして、ボロボロになってる彼女を放っておけなくて、結婚したの?」

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