センパイの嘘つき


…え?


今、なんて…


呆然とする私の肩を、咲が揺らす。


「柚月!行かなきゃ!」


その声に弾かれるようにして私は走り出した。


階段を駆け下りて、下駄箱まで急ぐ。


沢山の女子が群がっていて、よく見えない。


私は必死に人をかき分けて、前に進む。


ねえ、ほんとなの?ほんとに、いるの?


…先輩!





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