これはきっと恋じゃない。





あんまり尊弥が笑うから私もつられて笑っちゃう。




私たちは先生にばれないように静かに、

二人だけの秘密みたいにこっそり笑っていた。





こんな風にお互いの顔を見て笑いあったのなんていつが最後だったかな...

分からないや




なんだかこうやってまた笑いあってるなんて夢みたい






『昨日どこで寝たの』




『親父の部屋』




『寝たの覚えてない』




『ソファーで寝てたよ』





二人だけの会話がノートに広がっていく。








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