これはきっと恋じゃない。





…どうしよう



なんて言おう



何から話せばいいんだっけ…





頭の中をいろんな疑問が駆け巡って、全然言葉が出てこない。





…てゆうか、


これ、


なんか私やばい人みたいになってない…?





昔は頻繁に行き来していたとはいえ、


最近は全然関わることのなくなった幼馴染の部屋に上がり込んで、



そのうえ、寝顔覗いてましたって…




「え、えっと…


これには訳が…」





テンパってしどろもどろになりながら、ベッドから離れる。



焦りすぎて一気に体温が上昇して、暑い。




「あっ…」


後ろに引いた足に何かがぶつかって、体勢を崩す。





「あっぶね、お前、気をつけろよ」




咄嗟にバランスを崩した私の腕を引っ張って、体勢を立て直してくれる。







< 39 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop