クールな御曹司の契約妻になりました
だけどその日以降、ユウタさんの右肩にはいつも小柄な女性が憑いていてた。
その憑いている霊は、私に対して負の感情を持っていて睨むような鋭い視線さえ感じることもあって、段々とその霊の影が強く濃く見えるようになってしまっていた。
そんなユウタさんと身体を重ねる度、彼の背中越しの霊に見つめられ、吐き気を覚えて身体を重ねることが出来なくなった。
「香穂、最近元気ないけどどうした?」
そんな生活を1カ月続けた私は、体調を崩した。
「ユウタさん、最近私に隠していることない?」
心配そうに見つめたユウタさんの顔が急に引き攣り、2人の間に緊張が走る。
「なっ、なんだよ?せっかく心配しているのに、浮気でも疑ってるのかよ?」
ユウタさんの後ろからニンマリと小悪魔な笑顔を浮かべた女性の霊が見える。