暴走族の姫 Ⅰ


その後、バイト先には一分過ぎでついて、怒られた。


次遅刻したら、首だとも言われてしまった。


バイトは、数駅行ったところにある、飲食店だ。


お客様のオーダーを聞いて、運ぶ。


それの繰り返し。


シフト時間が終わるとどっと疲れた。


「お疲れ様。明後日は遅れないでね。」


先輩である怖そうなおばさんにそう言われ、はいと答えるしかなかった。


そこから、またあの町へと戻っていく。

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