暴走族の姫 Ⅰ
悠side






私は、窓の外の景色を見ながら優喜のお姉さんを待っていた。







コンコンコン






「お姉さん?どうぞ?」






ドアが開き、そこには私がもっとも恐れていた人物が立っていた。








???3「こんなところで猿芝居か…。良いご身分だな。悠。そろそろ戻ってくる頃だろうと居所を調べてみたらまさかこんなところにいるとは…。フフフ」








施設長の迎えが来てしまった。








何故追い出したくせにまた追ってくるんだ。








何で希望を与えた後にまた絶望を与えるんだ。








もうしんどいよ。








助けて。優喜…







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