バージンロードで始めましょう~次期社長と恋人契約~
「俺はボヌシャンスの代表として、そんな人間に大事な仕事を任せるわけにいかない。俺の命令を聞かないスタッフはクビだ」
そう言い捨てるなり、もう用は済んだと言わんばかりに彼は踵を返し、スタスタと歩き出した。
取りつく島もなく遠ざかる背中を見つめる私の体が、あまりのショックでスーッと冷えて、彫像みたいに固まっていく。
なんて冷酷な人だろう。こんな人に心を寄せていたなんて、つくづく自分の男を見る目のなさに涙が出てくる。
これで私は、クビ? また『振り出しに戻る』の? 仕方がないって泣きながら、無理やりに自分を納得させなきゃならないの?
悔しさのあまり歯を食いしばり、冷たい指先を握りしめる私の心の奥から、フツフツと押さえきれない衝動が滾り始める。
心臓が激しく動悸を打って、固まっていた全身に熱い血がドクドクと駆け巡り、それに呼応するように強固な意志の力が湧き上がった。
……冗談じゃない。
このまま引っ込んでたまるものか!
そう言い捨てるなり、もう用は済んだと言わんばかりに彼は踵を返し、スタスタと歩き出した。
取りつく島もなく遠ざかる背中を見つめる私の体が、あまりのショックでスーッと冷えて、彫像みたいに固まっていく。
なんて冷酷な人だろう。こんな人に心を寄せていたなんて、つくづく自分の男を見る目のなさに涙が出てくる。
これで私は、クビ? また『振り出しに戻る』の? 仕方がないって泣きながら、無理やりに自分を納得させなきゃならないの?
悔しさのあまり歯を食いしばり、冷たい指先を握りしめる私の心の奥から、フツフツと押さえきれない衝動が滾り始める。
心臓が激しく動悸を打って、固まっていた全身に熱い血がドクドクと駆け巡り、それに呼応するように強固な意志の力が湧き上がった。
……冗談じゃない。
このまま引っ込んでたまるものか!