目は口ほどにものをいう
なにも言わない私に、課長が悲しそうな顔をする。
「やっぱり、迷惑だった?」
違う!!
「1度振られてるし、あれがゆかりの気持ちだよな。」
そうじゃなくて。
感情が昂って、視界が滲む。
「ゆかり?」
「違います……うれしくて。。
課長が好きです。私と付き合ってくれませんか。」
笑って伝えたかったけど、ちゃんと笑えてたかわからない。
課長が、驚いたあと優しく微笑んだ。見たこともないほど優しい目は、私を好きだと伝えてくれる。
そうか。課長が隠してたのはこの気持ち。
'ゆかりが愛しい'
ずっと、課長の優しい瞳に映りたかった。
でも、きっと、本当はずっと課長は私を映してくれてた。
「ゆかり。好きだよ。」
言葉とともに、伝えてくれるその瞳に私の頬はほころんだ。